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Happy Birthday to us.

先日の記事を読んだ兄からメールが来ました。

訂正です。

半径3km以内に自分しか人間がいないその状況が良いんだ、と兄が言ったと書きましたが半径30kmの間違いでした。

オーマイガー。どれだけ広いの、アメリカ。

理解出来ない、と思ったのですが30kmか。そこまで行くといっそ気持ち良いかも。

なんだか自由、を感じる。ちょっとわかるような気がしました。

 

Tart Citron.レモンのタルト。甘酸っぱくてさくさく。

今月のお菓子です。

私はこのお菓子が大好きで、目の前にあると我慢出来ない。

このところ毎日食べてる。良くないです。

 

日曜日に有明の骨董ジャンボリーに行きました。

犬を飼ってからは行っていなかったのですが車で待たせる事にも慣れて来たので久しぶりに出掛けました。

私は今回は目的も買う気もあまりなく、綺麗な物を見たいなと思って出掛けたので物見遊山的に楽しみました。

 

いつも切手を買うお店に切手が見当たらなかったので店主さんに聞いてみると時間がなくて仕入れたシートのままを段ボールに突っ込んで来てる、と苦笑い。

それを見たい、というとお店の片隅に椅子を用意してくれて好きなだけ見て良いよと言ってくれました。

私は切手馬鹿。何時間でも見ていられる。至福の時でした。

ウーが待ってるから、と思いつつ結局数千枚全て見てしまった。

店主さんがセット分けしないでいてくれたおかげで私の好きな絵柄をシートで手に入れる事が出来て幸運でした。

パリにお菓子の勉強に行って週末は骨董市と切手屋さんばかり行ってた事を思い出しました。

パリには切手市がたつのです。見ているだけで楽しくていつも閉店まで過ごしたものでした。

 

家人が買った帽子。

ハンガリー製。ペテン師みたいですが結構お似合い。

 

ドアノブ。付くか否かは賭けのようなもの。それでも買うのがクレイジー。

骨董と動物が好きでなかったら私の人生はもっと楽なものだったに違いないと常々思います。

だがしかしココまで来たらこの2つが好きだからこそ私の人生なんだと諦めてせいぜい楽しんだ方が良いでしょう。

 

1月は私とウーのお誕生日があります。ウーははっきりした誕生日はわかりませんが獣医さんに冬に生まれたんだろうねと言われたので私と同じ誕生日に決めたのです。

 

友人達からバースデーカードが届きました。

みんな、ありがとう。

今ここにいることに感謝して、1日1日大切に過ごします。

良い1年にしたいものです。

 

 


「箱詰めおもてなしレシピ」

ゆる市でご一緒した国立の食卓/いづいの、いづいさんがお料理の本を出版されました。
先日送って下さったのですが写真がきれいでどのお料理もおいしそう。
普段のメニューからお節まで、素敵に箱詰めされています。

「箱詰めおもてなしレシピ」いづいさちこ著 誠文堂新光社

くろねこ軒のお菓子教室の生徒さんも何人かいづいさんのお料理教室に通っていらっしゃってお噂はかねがね伺っておりご縁は感じておりました。時々拝見しているHPも美しいです。
本の写真を見ると野菜の切り口も美しく料理を愛する方だと感心しました。
なんとお菓子の箱詰めもあり。
楽しい本でした。


なかなか時間が取れなくてご紹介が遅くなってしまったのですがどの頁のお料理もこんな風に食卓をしつらえられたらなあ、とため息がでてしまいます。
和洋のセッティングでお料理の顔がまるで変わるマジックに拍手です。
私も宝の持ち腐れのお重を今夜出して活躍させてみよう、とそんな気分になりました。

ご興味を持たれた方はぜひ書店やAmazonでご覧ください。
くろねこ軒で立ち読みも可、です。

お重


来月アメリカから兄が来ます。(兄がいるのです)
数日ですが家に泊まるので部屋を開けないといけない。
でもそこは普段使っていない骨董品や仕事の書類や犬が来てから弾く時間がなくなってしまった楽器が置いてあるのでスペースがない。
骨董商のRaindropさんにお願いして骨董品の数点を持って行ってもらうことにしました。

実家にあった主たる骨董は嫁入り道具に頂いて今我家で使っていますが下の部屋に飾りきれないもの、普段使いにしていない物は2階のこの部屋にあってその中にお重のセットがありました。
池谷の家紋が入った箱に入っているのですがこのお重を開けたのはむかーしに生徒さんが見たいと言った 時の一度きり。もう10年近く前かも。
その時は下にあったのでしょうね。

もうどんな色だったのか模様だったのか覚えていません。
開けた時に外箱がばらばらになってしまいその恐怖で厳重に仕舞い混んでそのままでした。
それを今回持って行ってもらったのですが何となく最後に顔も見ないでお別れはなかったかなと思ってい たのです。
数日後にRaindropさんからメールが来て価格が出たけれど気に入らなかったら戻します、他のお店に相見積も りをとってもらって構わないからと書いてありました。
価格に不満は元よりなかったのですが渡りに船とばかりお重は戻してほしいと伝えました。 すごくほっとしました。

そんな話しを先日お菓子教室でしたのですがその時の1人の生徒さんの旦那様が漆の作家さんだったことから漆器の話しになりました。
漆器は一般的に普段使いにすることはあまりないのではないかと思います。
家が良い例ですが持っているのですが仕舞い混んでいます、奥底深くに。
手入れの仕方がわからないので出すと面倒。壊したら高価だから惜しいし、と母にもらってから家紋入りの輪島塗は1度くらいしか使ったことがないかもしれません。 という話しをしていたら彼女に怒られました。
「使って下さい!漆器は1000年保つ非常に丈夫な器なんです。使わなかったら可哀想です。カレーだってOK なんですよ!」
かれ〜っ!?目から鱗でした。ターメリックで染まらないの?と言ったらマジで怒られました。
漆器は熱くならないし傷さえ付けなければ手入れも簡単で軽くて良いこと尽くめなんだと教わりました。

そうかあ。そうなんだ。なんだか嬉しくなる話しでした。
家もどんどん使おう。パンを乗せるのにちょうど良い平皿も確かあった。
そして帰ってきてもらうことになったお重にも活躍してもらおう。
生徒さんが「お菓子を詰めても素敵ですよ」と言ってくれてそうだよな〜と想像したら楽しくなりました。

こういう気持ちの方向転換は大歓迎。
なんだか暮らしの風通しが良くなったかのように感じました。
さて、お重がさっき帰って来ました。

箱から出したら記憶よりずっと大きかった。
5段。これをすべて埋める料理を生きているうちに作ることが出来るのだろうか。
これは希望と言うより野望に近い。
でも、ちょっと楽しみです。





 

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