George Michaelへのオマージュ
6月はお誕生日ケーキのご注文が多い月です。
昨年のクリスマスに亡くなったロックシンガーGeorge Michaelも今月がお誕生日。
ジョージマイケルの熱烈なファンの方からジョージのケーキのご注文を頂きました。
本当は来週の土曜日が本当のお誕生日らしいですが来週はお教室とマルシェの前なのでずらしてもらって本日製作です。
もう昨日から私のiPhoneの履歴はGeorge Michael動画YouTube一色です。
名盤「Faith」の頃のジョージを、とリクエスト頂きました。
https://www.youtube.com/watch?v=6Cs3Pvmmv0E
私は熱烈なファンな訳ではないですがこの「Faith」は私の中でも最高のアルバムの1枚であることは確かです。
ヒゲがあってサングラス、特徴があるし初めは顔型ケーキにしようかなと思ったのですが結局食べる時に斬首ないし脳天カチワリするんだなと思うと熱烈なファンにそれをさせるのは気の毒というものだろうと思い直し、他のアプローチを探しました。
でも顔じゃないとするとあとはギターまたは衣装、マニアックな所で曲を楽譜におこすか、という選択肢。
結局ギターはお菓子教室の時間的制約の中での仕上げは厳しく無理、衣装だったら前日作っておけるので衣装を選びました。
「食べて美味しいもの」というリクエストだったのでマジパンやシュガーは使わずまずはチョコレートで革ジャンとジーンズを作りました。
そして革ジャンの艶っとした感じをチョコレートのグラサージュを使ったケーキで表そうと思いました。
ドーム型で仕立てたムースに衣装を立てかけてと思ったのですがそうすると衣装がどうしても汚れる。
なのでタルト仕立てにしてはちみつのガレットで蓋を作りその上に乗せる形にしました。
男っぽさ漂うタルトオショコラには苦みと酸味のきいたチョコレートを使い、甘く華やかだけではなかったジョージの人生を表してみました。
遠回しな表現で喜んでくれるかしらとちょっと心配だったのですがとても喜んで頂けました。
やっとほっとひと安心。
細部を追わず何度も止めなくてももういいのでこれから再度名盤「Faith」を楽しんでみたいと思います。
Happy Birthday,George.
死してなおこれだけ愛されているあなたはやっぱりスゴイ。