畑とお弁当
ゴールデンウィークに植えた野菜が収穫時を迎えています。
茄子、ミニトマト、カラーピーマン等、大きく育ってくれて初めての家庭菜園はまずまず成功、でしょうか。プランターで苗木一本だけなのに結構収穫出来て嬉しい。
初めてといえばこの夏私は生まれて初めて「お弁当」を作っています。
初めて、というと驚かれますが完全なる洋食党なのでサンドイッチは任せて。なのですが何しろお米のお弁当は作ったことがありません。
お弁当を作る必要もないので今まで興味を持った事がなかったのです。
それが家庭菜園でほんのすこーし収穫物が出来たのを見て「この野菜でお弁当作ってみようかな」と思いたちました。せっかくの意気込みなのでハードルを上げてサンドイッチは封印、和食で作り通したいと思っています。予定は未定ですが。
かなり高額なお弁当箱(秋田の曲げわっぱ)を買いました。
何故?それは後に引けない状態を作る為よ。
さて、先週の金曜日、初めてのお弁当を作ったわけですが。
結果。5個も出来てしまいました。
何でもそうですが初めてというのはそんなものです。見当がつかないので何も考えずいつも自分が作っている感覚ではじめてしまったのがまずは間違い。
私は大振りな器にど〜んとたっぷり盛りつけるのが好きなので一回の食事に結構な量の食材を使います。その上ごはんをさほど食べないおかずっ食い。←叔母や母に子供の頃からほんとうに良くこう言われた。
その感覚でかぼちゃも小さいから一個煮て、いんげんも残すのもなんだから一袋茹でちゃえ、と作っていたら5個分+まだ余るおかず・・・。
お弁当ベテランの方には笑われちゃいますね。
でも私は生まれて初めて知ったのです。
お弁当はごはんもおかずもちょっぴりしか使わないと言う事を。
プチトマト半分に切らないと入らないなんておままごとでしょうか。
夏休みに入って連作時代小説を読んでいるのですがこれに出てくる同心と中間が探索の途中で食べるお昼やらおやつが実においしそうなのです。
「いかの煮物」を食べる場面でよし。明日のお弁当はイカめしに挑戦。
「さばの一夜干し」に舌鼓を打つ場面ではよし。明日はさば焼いてみよう。
さすがに2人が良く食べる蕎麦を入れる訳にはいきませんが大変参考にさせていただいています。
とりあえず始めてまだ4日目。
小さな箱の中にいかにキレイに盛りつけ味にもメリハリをつけるか。
これが意外と楽しい。
お弁当があるとめいっぱい仕事しても大丈夫なのも嬉しい。
こちらは私が学生の頃に母が買ってくれた塗りのお弁当箱。
長いお休みでしたが今夏復活です。
買って上げようかどうしようか迷ったわ、大事にしなさい。と言われたお弁当箱が今頃活躍してます、お母さんその節はありがとう。
伝統のお弁当箱の力はすごいです。何を入れても食品サンプルみたいに決まってる・・・筈。
夏の終わりには盛りつけも中身もきっともっと凄腕に上達している・・・筈。
さて、友人知人の皆さま、そう言う訳でいきなり私が「お弁当作ったから食べてね」とメールした時は「あ。多めに出来たな」と思って食べてやってくださいね。
この調子だと「仕出し弁当くろねこ軒」は夏中続きます。
- 2011.07.27 Wednesday
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- 18:47