20150917_11462.png

ねこのお雛さま

雪が溶けた土曜に急ぎ行って来ました。静岡県の清水港です。



一昨年母の所に行ったのですが彼女が作ったうさぎのお雛様がとても素敵だったので「ねこで作って」と軽く言ったら本当に「作ったわよ」と電話が来ました。なので雛祭りに間に合うように取りに伺った訳です。
ものすごく美味しいお寿司屋さんが近くにあるのでそこに寄ることも楽しみに向かいました。



飼っていた双子の猫、ケンちゃんとバービーを相次いで亡くして家の中がガランとしていましたがウーが行ってひと時、賑やかになりました。私の動物好きは母譲りです。というか私の上をいっています。
ベランダにある、いない筈の猫のご飯入れにご飯が入っていました。
案の定「お隣の猫が来ちゃうのよ」と言っていましたが来ちゃうんじゃなくて呼び寄せているんだよ。これじゃあね。
と、話していると来ました。お隣のやる気な猫。
この猫は前回来た時にはまだ赤ちゃんで側溝にはまってみーみー鳴いていているのを助けに行ってあげたのに久しぶりにあったら清水港の気の荒い衆的な猫に成長していました。

「あんれ!誰だっけよう、おめえ?(静岡弁)」

「いーやだよう、おめえ、やるずらか!?(静岡弁)」

「今日のとこは勘弁しておいてやるっけよう。(静岡弁)」


注)静岡弁の箇所は正しくはありません。静岡の人、怒らないでください。

さて肝心のお雛様。


華やかです。しかし母と叔母が私の気に入るのは一対しかないと言い切ります。
内心どれも素敵ねえ、どれにしようかな〜と迷っていた私はそう言われて困惑気味。
結局「これを頂きます」と言って手に取ったのが予想通りだったらしく「やっぱりね」とにんまりされました。


この方ではありません。
子供の頃から筋金入りの地味好みで渋好み。こんな素敵なお衣装を選んでみたいのですがなかなか難しいのです。でも綺麗だなあとは思うのでせめて写真に残して来ました。



お内裏様が持っているしゃもじみたいな物「笏」はアイスクリームに付いて来るお匙を削ったそうで、傑作です。

素敵なお雛様のお礼にお寿司をご馳走しました。
ここは銘店、清水の「すえひろ寿司」
もう言うことはございませんというお寿司を食べさせてくれます。


鮪の色艶(っていうのかしら)がすごいです。味も凄い。これが鮪というのならいつも食べてるあれは鮪ではなくなってしまう。



いや、美味しかった。ご馳走さまでした。

さてさて、結局我家のお雛様は?
こちらでございます。


地味ですねえ。でもとても気に入っております。羽二重の縮緬をお召しのお二方、今年から我家の大切な宝になりました。
3月に家にお越しの際にはぜひぜひご覧ください。
  • 2014.02.23 Sunday
  • -
  • 18:08

大雪の後



お隣の屋根。
合掌造りかと思ってしまいますが藁葺きにあらず。雪です。
こんな雪の中、教室は開催と言った鬼のような私。
遠くから来てくれた皆さん、ほんとにごめんね。バスが止まってるって知らなかったのです。
なんだかヤケクソのようにも見えた皆さんの笑顔、忘れることはないと思います。
でもこの日は何だかイベント感ありで楽しかった(のは私だけですね)、スマン。
皆さん無事にお帰りになられたことを祈ります。

大雪の中来てくださった生徒さん、そしてお客さま。
ほんとにありがとうございました。




パンが少なくなって来たなあと思っていたらパン担当者が持って来てくれました。
彼女の食パンは文句なくおいしい。
私はイギリス風に薄いカリカリトーストにマーマレードを乗せて、が好きなのですが彼女のパンは別。厚切りにしてたっぷりはちみつとバターが良く合います。小麦の味がするおいしいパンです。
雪の日の朝には最高の贅沢でした。

さて、週の半ばの雪マークの予報も取れました。
なんとか急速に溶けて孤立しているところや道が早く通れる様になると良いのですが。
今年の大雪で雪国に住む方の苦労がほんの少しだけですが身を以てわかりました。
これから決して他人事と思うことはないと思います。






  • 2014.02.19 Wednesday
  • -
  • 10:00

3月のスケジュール



  *  カレンダーをクリックすると画面が大きくなります   *

3月のスケジュールです。
2月にインフルエンザや大雪でお休みされた方はお早めに3月の予約をお願いします。

Menuは初級・中級クラスはクレームカラメルとキプフェル。
リクエスト頂いたメニューです。スタンダードなお菓子ですがとろける舌触りに仕上げるにはコツがいります。パリのカフェの味わいをぜひお家でも。
研究科はシトラス・プリン。ちょっと上級の柑橘の柔らかなプリンを作りましょう。
柔らかな仕上がりのお菓子なので研究科はお持ち帰りはありません。

  • 2014.02.19 Wednesday
  • -
  • 08:44

大雪



庭のハナミズキ。
東京は今年は雪の当たり年です。

土曜日が連続でたたられていますが業務連絡です。
明日の初心者クラスの皆さん、電車が動いていれば明日のレッスンはあります。
止っていたら休講です。
雨になってくれたら溶けるんだけど今のところ良い調子で降り続いていますね。



明日はこれを作るんです。
「シュバルツバルダー・キルシュトルテ」


柔らかく甘酸っぱく。チョコレート味の洒落たショートケーキのような美味しさです。
キルシュがたっぷりで贅沢なトルテです。
みんなが好きそうなお菓子なので作りたいんだけどな。何とか雨にならないでしょうか。


犬もねこ達もほとんど動かず暖かい場所で寝ております。

暖かいセーターに着せ替えようとしたらカウチに戻って潜ってしまいました。
彼等のご飯を買いに行ったり雪かきをしたりで我家は人間だけが働いております。

こんな雪の中今日はご注文のケーキをお受け取りにきてくださったお客様がいらっしゃるのです。それも数組。ヴァレンタインでもありお誕生日でもある大雪の2/14です。
こんな日に来てくださるなんて。感謝しております。
何だか古い絵のようなタルト・リンツア。
甘くスパイシーで雪の日に召し上がるのには最高のタルトかもしれません。

K様、お誕生日おめでとうございます。どうぞお気をつけていらしてください。
美味しく焼けております。








  • 2014.02.14 Friday
  • -
  • 16:51

くろねこ軒のさくさくほろほろ欧風クッキー



くろねこ軒の新しいRecettの本が出版されます。
マイナビ出版社から2/20前後に全国書店で発売予定です。

ほろほろさくさくじゃなかった、さくさくほろほろ欧風クッキーの本です。
流行に背を向けた古典的な甘く美しいクッキーがいっぱいです。

写真がとても素敵です。古風な雰囲気をしっかりと絵にしてくださったカメラマンさんをはじめ、くろねこ軒に声をかけてくださった若き編集さん、私の伝えたいことを食器と布で美しい形に表現してくださったスタイリストさん、抜群のセンスで知識も豊富な頼りになるデザイナーさん。そしていつものことですが片腕となって一緒に考え支えてくれたスタッフ、加賀屋万里さん。

この本をプロフェッショナルな方々と作ることが出来たのは私にとって本当に幸運なことでした。

スタンダードな味から日本では少し珍しい美味しいクッキーまで。
欧風クッキーというノスタルジックなカテゴリーが斬新に感じる仕事でした。

頁をめくると遠い国の甘い香りが漂って来そうな素敵なクッキーの本が出来ました。
書店で見かけたらどうぞご覧になってください。
ドレスアップしたクッキー達は自分のお菓子ではないような、それでいてどの頁のクッキーもくろねこ軒らしさがいっぱいにも感じます。

クッキーは小さな1枚でも完成された「お菓子」です。
その世界をご覧頂けたら嬉しいです。





  • 2014.02.01 Saturday
  • -
  • 23:11

| 1/1PAGES |

INSTAGRAM


INSTAGRAM始めました

categories

archives

search this site.

others

mobile

qrcode