連休お出かけ編
ゴールデンウィークです。
今日は学生時代の友人とハイキング。
1日中雨、時々強く降るの予報でした。普通はインドアイベントに変更するのでしょうがグループ内に神ががり的強力な雨女がいるのでどこに行っても呪われて土砂降りだからもう面倒よ、初志貫徹、行っちゃえ!とヤケクソ気味に実地。
電車で1時間20分。埼玉県吉見市に到着。
菜の花、ツバメ、小川のせせらぎ。晴れていたらさぞや気持ちが良かろう。
そして本日の目的地、「吉見百穴」http://yoshimi-kanko.net/kanko/hyakuana/
実際は百穴以上の219穴だそうです。
1400年前の墓穴とも生活住居の穴とも言われている不思議な穴群。
リアル諸星大二郎先生の世界。
なんでここに来たかったの。雨女の希望、マニアック。
しかしここがガイドさんに説明してもらったらなかなかに興味深く面白かったのです。
松本清張の最後の作品の舞台にもなっていると聞いたので明日本を探してみよう。
園内の売店でお約束の埼玉銘菓、五家宝。
手作りで美味しい。
しかしここで吐く息が白かった。
明日から5月だと言うのに冷える!
このあと歩けるところまで行ってみようと悪天候も物ともせず歩く人たち。イカレテルー。
ツツジが見事な観音様や人工湖、見所を次々制覇。
そしてなぜか本格的インドカレーのランチを食べて、
主婦の必須立ち寄りスポット道の駅でパクチーやきのこを買って帰途に着きました。
このパクチー、今夕食のサラダにしてもらったらすごく美味しい。
目がさめる味でした。
湖の周りを散策しながら思っていたこと。
私は一人先に歩いて、後を話しながらゆっくり来る友人たちのカエデのあのヘリコプターみたいなのは種なのか否かというたわいもない会話を聞いていると、その声は次第に若い頃のものと重なり、寮生活で笑ったり泣いたりしていた頃を思い出していました。
実習が終わり坂道を登りながら後ろから来る友の話を聞いている錯覚。
私たちはあれから歳をとり、各々親の介護や家族のこと自分のこと、あの頃には想像もしなかったいろいろな問題を抱えています。
でもそれは不幸なことではなく誰もが乗り越えていく人生の一部だと思うのです。
私達もそれをする年齢に達したんだなという、充足感とも浄化とも言えないなんとも不思議な気持ちを味わっていました。
歳をとるのはなかなか面白いものです。今まで知らなかった感覚を知ることに似ている。
若い頃の何も怖いものがなかった自分を懐かしむ年齢になったんだなあ。
あの頃の私と今の自分はきっと違う幸せを味わっているのだな。あの頃には気がつけなかった幸せを今は気づけているのだな。
うまく言えないけれど。
連休の雨の1日、友人達と出かけてそんな気持ちになりました。
友よ、ありがとう。
なんてにゃ。